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トップ > 映像 > 映像 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2009年1月9日 9時)

奇跡と呼ばれた学校

学校は小さな社会だ。
君たちは自覚と責任をもて。
学校は君たちを大きな子どもではなく
小さなおとなとして尊重しよう。
上の文は「奇跡の高校」と言われた京都の堀川高校の「三つの約束」のうちのひとつの言葉である。
国公立大の合格者を30倍にしたという堀川高校の荒瀬克己校長先生のお書きになった
「奇跡と呼ばれた学校」(朝日新書)の巻頭にその「三つの約束」は書いてある。

私はこの本を読んで、つくづく今の学校教育や私たち塾の方向性を考えてしまった。
この本に出てくる高校生たちは、みな伸びやかでみな楽しそうなのだ。
文章の中から、こぼれてくる考え方は生徒中心主義に溢れていて、
教員たちの思い込みや主張があまり感じられないのだ。
主体は生徒たちであり、教員たちはそれを生徒と同じ終着点を見つめ、
彼らを懸命にアシストしているように見える。
生徒たちが自分たちの「学び」を自分たちで考え、教えるプロの先生方がその「学び」を彼らが完遂できる
ように、アシストしているように私には見えるような感じがした。

この考え方は東京の武蔵高校などもそうである。
一学期の期末試験が終わると、武蔵高校は夏休み前までの授業を生徒たちが決めるそうである。
そこに取り上げられる授業はとてもユニークで、他に類を見ないそうなのである。
生徒たちが自らの「学び」を自ら決める、そんな時代になっているのかもしれない。

また堀川高校の場合、学校を小さな社会と言い切っているが、
これにもまた大きな使命感を私は感じてしまう。
現代の学校の中は特殊な隔絶された社会であり、外の世界にいる私たちには身近ではない。
特に公立の学校の先生方はあまり外に出る機会がなく、外の世界を知る機会が少ないのだが、
この高校は小さな社会と宣言して、公立高という制約の中で生徒募集のため、たったひとりの生徒しか
対象者がいなくても、車で数時間の中学まで当所、足を運んだそうである。

私の知っている教員の人たちは、「私は世間に疎い」とか、「世間知らず」と自ら言うひとが多いのだが、
学校は小さいながらも「社会だ!」と宣言するあたりに私は迫力を感じてしまう。
「堀川の奇跡」は大学の合格者数ではなく、案外こんなところなのかもしれない。

学校は特別な社会なんかではない。
これから子どもたちがその扉を開けて、二度と出ることの許されないその場所に入る前の
子どもたちにとって、非常に大事な小さな社会なのである。
そこが閉鎖的な社会であれば、実際の社会の中でも閉鎖的になるだろう。
そこが夢のある社会であれば、実社会でも夢を忘れずに生きるだろう。
学校の役割がつくづく大きなものだと私は感じてしまった。
そういう学校が日本全国に溢れてくれると良いのだが…。

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月10日 0時23分

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コーヒーがうまい!

最近、家で仕事をすることが多く、家でよくコーヒーを飲む。
1000円のコーヒーメーカーで入れるコーヒーが本当にうまい。
コーヒーも女房のパート先で買ってくるお徳用のやつだが、本当にうまい。
その都度、やはり入れるからうまいのだろう。

私たち夫婦は特に女房がコーヒー好きだ。
私も女房もお茶も無類に好きなのだが、やはりお茶が一番高価である。
コーヒーメーカーで手軽に入れられるコーヒーを飲む機会が断然増える。
とにかくドリップしているときの家中に漂うコーヒーの香りがよい。
何とも言えず優雅な気持ちにさせてくれる。
仕事の合間に飲むと、新たな仕事に対する意欲が出てくるような気がする。
とにかく胃を悪くしない程度に飲むコーヒーが良い。

今週は少し学校周りが一段落でゆっくりできるのだが、たまりにたまった動画をやらなければならない。
来週からまた平常の時間帯となる。
暮れ・正月は忘年会や1日合宿、結石の粉砕手術、年が明けて新年会ラッシュ。
毎年、暮れ正月は尋常の忙しさではないのだが、今年は去年にないイベントも加わっている。
コーヒーは特に肌寒く感じるようになる季節から数段うまくなる。
日の当たらない部屋で四六時中動画編集のためにCPに向かい合わなければならないここ数日は、
本当にコーヒーがうまく感じるに違いない。
肉体的にも精神的にも大変な季節になる。
せいぜいコーヒーで心も体も癒そうと思う。

コーヒーと言えば、この曲、ネスカフェの宣伝で流れていたR・フラックの大好きな曲。
YouTubeで発見、日本語訳付き。



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作者:とよ爺

更新日:2009年1月10日 0時14分

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若き塾の日々〜249〜

憧れの箱根駅伝?
第70回箱根駅伝は、現早稲田大学監督渡辺康幸選手の快走から始まった。
前年度、完全優勝を果たした早稲田はその年も優勝候補の筆頭だった。
そこにライバル山梨学院大が早稲田に迫り、デッドヒートになった。
しかし、中村祐二、ステファン・マヤカを有する山梨学院大は強く、往路で早稲田に2分以上の大差を付けた。

OZは復路の8区を走ることになっていた。
駅伝ファンはご存じだろうが、駅伝というのは当日のエントリー変更が当然のように行われる。
前の日、エントリーされていても、その日の朝にエントリー変更があるかもしれない。
私はその朝、早起きしてテレビを付け、エントリー変更がないことを確認した。

8区の中継点は私の街にある。
OZは私の街の中継所から、戸塚中継所までを走ることになる。
当然、私は私の街の中継所に向かった。
私の街の中継所に小田原からの選手がやってくるのは、往路は11時過ぎ、復路は10時頃に毎年来る。
復路は6区が下りになるので、結構早い時間に選手がやってくるのだ。

私は現地に9時頃、着いていた。
ウォーミングアップをするはずのOZに相手には分からなくても良いから大きな声援を送ろうと思った。
そして中継の10数分前、OZがウォームアップを始め、近くを駆け抜けて行くたびに声援を送った。
とにかく「頑張れ!」しか頭には浮かんでこなかった。
何度も何度も私は頑張れを繰り返した。

しばらくすると続々選手達は襷の受け渡しをした。
早稲田が何位だったか、私はOZばかり見ていたので定かではない。
しかし一番ではなかったような記憶だけはある。
私は走り出すOZにまたもや「頑張れ!」とあらんばかりの声で声援を送った。

結局、OZは山梨学院大との差をわずか16秒つめ、区間2位の快走をした。
中継所を出たあと、急いで家に戻り、テレビで見ていたのだが、
本当に見事な走りで、ラストスパートもしっかり効いていた。
高校時代、全く無名の、何度もここに来るまで挫折を味わった男の走りとは
誰にも思えないほどの立派な立派な快走だった。

結局、早稲田は総合2位だった。
しかし、私がずっといだいていた憧れはOZによって実現された。
本当に私にとって、幸せであり、満足な体験だった。
苦しさに耐えて快走するOZの姿を見て、それまでの彼の思いを感じて胸が熱くなった。
彼は私の心の中で、私の伝説になった瞬間だった。
                                                   (つづく)

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月10日 0時5分

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ただただ驚くのみ

生徒11万人分すべて流出/神奈川県立高生徒個人情報流出問題
1月8日23時0分配信 カナロコ

 二〇〇六年度に県立高校に在籍していた生徒約十一万人分の個人情報が流出した恐れのあった問題で、県教育委員会は八日、約十一万人分すべての口座番号などが実際にインターネット上に流出したと発表した。問題が発覚した昨年十一月の段階では約二千人分だったが、七日になって新たな流出が判明。悪用された事例の報告はないという。県教委は生徒らに謝罪し、口座の変更を求める一方、現行法では個人情報を公開・流出させた個人に対する規制が不十分だとし、国に法規制を要望する。

 流出した情報は、生徒の氏名、住所、電話番号、授業料振替口座の番号など。前回流出が確認された約二千人分の個人情報は、ファイル共有ソフト「シェア」の空間で公開されたが、今回は別の共有ソフト「ウィニー」を使って公開された。公開したのは、同人物とみられるという。

 山本正人教育長は「個人情報を適切に管理する責任のある県教委として、あらためておわびする」と謝罪。前回の流出から約二カ月後にすべてが流出したことについては「水面下で法的な措置を検討しつつ、(公開されなかった分の)情報が出ないよう、公開した人物を特定することでけん制していた」と釈明した。

 情報は当初、県教委から授業料徴収システム開発を受託した日本IBMの協力会社の社員のパソコンがウイルスに感染し、流出した。日本IBMによると、これまでに公開者のネット上の識別番号を特定。接続業者を通じて公開者に対し、シェア空間の流出情報の削除と公開者情報の開示を請求したが、すべて拒否された。

 日本IBMの出澤研太常務執行役員は「接続業者には通信の秘密があるので現在の法体制では(開示は)非常に難しい」と表明。今回のケースでは、個人情報の流出について刑事責任を問うのは困難として、同時に流出した日本IBMの情報に関する著作権法違反容疑での告訴などを検討する。県教委も民事上の措置を取る方針。
こういう事はこれからもどんどん起こることだろう。
私は古い人間で、どうこういう事件を防ぐのかは分からないのだが、
これが悪用されたら、明らかに犯罪に繋がるのは確実で、運が悪かったではすまされない。

インターネット関連はなかなか特定が難しく、摘発するのは不可能だと言うが、
手放しにしていると、大きな犯罪に結びつくのは必然のように思えてしまう。
この請け負った会社も私から見れば、いたく無責任に見えるし、
学校側も反省しなければならないだろう。

名簿等の管理の抜本的な方法も、もう国の段階で示さなければならないのではないだろうか?
これからこういうは日常茶飯で起きることに違いない。

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月10日 0時1分

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数学が役に立つか、立たないか

私は塾では数学を教えることが多い。
しかし数学は人によっては非常につまらないもので、何でこんなものを勉強するのかと思う者も多い。
この永遠なる疑問に関して面白い逸話がある。
片山善一郎さんの本によると、かの有名なユークリッドがアレクサンドリアの学校で幾何学を講義している
とき、学生の1人が立ち上がって、「そんなことを勉強して一体何の役に立つのか」と質問したという。
ユークリッドはその質問に答えないで、そばの奴隷に「あの青年にいくらかお金をやって
教室から出て行ってもらえ」と言ったそうなのである。
さすが天下のユークリッド様くらいになると、堂々としている。

作家の菊池寛はこういったそうだ。
「私は一生を振り返ってみて中学で教わった学科のうち、数学だけは何の役にも立っていない。ことに
 代数や幾何は一度も役に立ったことはない。道を歩くとき、三角形の二辺の和は他の一辺より大である
 という定理が少し役に立った程度である。代数なんか全部忘れた。しかし、忘れたために不便を感じた
 ことはない。どうしてあんなもののために時間を費やしたのかと思う。代数や幾何で数理的観念を養う
 ためという建前であるかもしれないが、そういうことは単なる理屈であって、算術で養われる数理観念
 でたくさんなのだ」と数学に関しては非常に手厳しい。
この菊池寛、文藝春秋を創立した事で有名なのであるが、
昭和10年、この文藝春秋が創設した芥川賞の由来である芥川龍之介が文芸家の中で
1・2を争う数学擁護派なのはいかにも皮肉なことである。

とにかく私も時々、子供たちに質問されるのだが、
ユークリッドの威厳も菊池寛の不要論のどちらが正しいかなどと言える人格を持たないし、
子供たちにはなるべく真正面から接したい。
芥川龍之介が「文芸家たらんとする中学生は、須らく数学を学ぶ事に勤勉になるべし。然らずんばその
頭脳常に理路を辿る事迂にして、到底一人前の文芸家にならざるものと覚悟せよ」言い放ったお力を
借りてしまうのがいちばん良いかもしれない。

どちらにしても、数学を教える者として、子供たちに対してしっかりとした答えを
持っていない自分がいかにも情けなく感じられる。
本当に自分はダメな講師だと、いつもこうして反省している。

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月9日 0時18分

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私の偽りの十八番

私は英語を教えることは少ない。
別に英語が嫌いなわけでも、苦手なわけでもないのだが数学を教えることが多い。
前に「私が英語を勉強した理由」という記事の中である先生が突然黒板に英語の歌詞を書き始めて、
それに感動してから、英語を勉強し始めたと書いた。

かくいう私ももし生徒にいろいろな相談をされたときに、生徒に答えるべき英文を実は用意している。
それは決して英語を教えるために覚えたのではなく、何かに迷って、相談に来たときに覚えたものだ。
私のようないい加減な先生に相談に来るというのは、もういろいろな人に相談しても結論は得られず、
もう考えることに疲れ、「仕方がない、あのノー天気な爺にも相談しても見ようか」くらいの順位だと思う。
塾屋としてはそこで見事に逆転できるかっこいい答え方をしたいわけだ。
そこでさっと英文を書いて、その哲学的な意味を吟じるのが、
ビートルズの名曲「The Long And Winding Road 」だ。

長く曲がりくねった道は    君のもとに向かう道。    決して消えることがない
前も見たことのあるこの道を    行けば必ずここに辿りつく。   君のもとに辿りつく。

荒れた風の強い夜    雨が洗い流したあの夜は    涙の水溜りを残して去って行った。
昼を求めて泣きながら―。   なぜボクをここに佇ませて去ったのか。
教えてほしい。   どっちに行けばいいのだろう?

何度も何度も独りぼっちになって    何度も何度も泣いたことがある。
そう言っても    わかってもらえないだろう    いろいろやってはみたってことを。

でもやっぱり    振り出しに引き戻されて    長く曲がりくねったこの道に来てしまう。
君はボクをここに佇ませたまま    とっくの昔に去って行った。
もうここで待ちぼうけなんてたくさんだ。   君のもとへ行きたいんだ。

でもやっぱり 振り出しに引き戻されて    長く曲がりくねったこの道に来てしまう。
君はボクをここに佇ませたまま    とっくの昔に去って行った。
もうここで待ちぼうけなんてたくさんだ。   君のもとへ行きたいんだ。
上の様な意味の歌だが、訳詞に自信がないのであるサイトの訳詞を参照させていただいた。

とにかく上のような意味の歌なので、いろいろとその後も話すことができる。
ビートルズの歌は本当に哲学的なものが多い。
しかしこの歌をあげたは良いが、この歌のレベルが高すぎて、
その後の話の内容がこのレベルに追いつかないと言うことをいつも悟る結果となる。

私のせこい作戦に騙されて、これがきっかけでビートルズが好きになり、
好きになって社会人になっても、未だ愛している教え子は最低3人はいる。
後は偶然にも彼らと出会うことのないよう、祈るのみだ。
身の丈に合わぬ事を、背伸びをしてやってはいけないという私にとっては良い経験だ。



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更新日:2009年1月9日 0時14分

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若き塾の日々〜248〜

憧れの箱根駅伝?
時は過ぎ、OZのことは頭によぎらなくなっていた。
あれから数年が経過したが、相変わらず箱根駅伝は好きだった。
塾が終わり、家に帰り、11時台のニュースを見ているときだった。
年末と言うこともあって、箱根駅伝の特集が組まれていた。
その時の驚きは今でも忘れない。

番組は優勝候補の紹介と言うことで、その日は早稲田大学を特集していた。
その頃の早稲田は、現監督の渡辺選手、櫛部選手、武井選手などスター選手の宝庫だった。
その年の正月に行われた第69回箱根駅伝は完全優勝を果たしていた。
現監督の渡辺選手の特集ではないかと思ったのだが、流されたアナウンスは驚くべきものだった。
「スター軍団の早稲田大学の中で、箱根駅伝に憧れて、早稲田大学を目指し、一般入試で入学した後、
驚いたことに今年箱根駅伝のレギュラーを獲得しそうな選手がいます」という紹介だった。
「どういう選手だろう」とOZのことを頭に過ぎらせながら、画面を見ていると、
そこに映っていたのは紛れもない懐かしいOZの姿だった。
学年から察すると、2年間浪人生活を送ったのだろうか?
それとも一浪一留か、そんなことはどうでも良い、映っていたのは紛れもなくOZだ。
驚いたのはインタビュアーの質問にハキハキと答えている。
私がイメージしていたOZとは私には別人に見えた。
あまりの驚きに彼が何を画面の中で言っているのかも、興奮して分からなかった。
「これは夢じゃないのか」、一瞬、本気で私はそう思った。

特集は10分ほどで終わったが、私は我に戻るとすぐにSに電話した。
「夜分遅く、申し訳ない。お前、見たか?」と私が言うと、
「見ましたよ、びっくりしましたよ。こんなことがあるんですね」
「あいつ別人のようにペラペラ答えてましたね。成長してるんですね。大人になりましたよ」
Sも私と同じようなことを感じていたようだ。
「正月は応援に来るだろ? そしたらいっぱいやろうぜ!」
「そうしましょう」
私はしばし話して、電話を切った。

私はしばらく興奮が治まらなかった。
「まさか」が起こってしまった。

それから私は新聞などを読みあさった。
箱根駅伝前哨戦の出雲駅伝や熱田神宮の駅伝もしっかりビデオに収録して観戦した。
OZは紛れもなく、そこでも走っていた。
一度、音を立てて崩れ去った、憧れが胸の奥から湧き上がっているのを感じていた。
今年の正月は飛んでもないことになりそうだ。
そんなことを思っていた。
                                                   (つづく)

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更新日:2009年1月9日 0時11分

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教育界も不況の嵐

大学受験も「安・近・少」 教員7割「不況が影響」
1月8日16時19分配信 産経新聞

 世界的な金融危機による景気悪化が深刻になり、高校教員の約7割が「受験生の進路選択に影響している」と感じていることが8日、大手予備校河合塾(名古屋)の調査で分かった。国公立大など学費が安くて身近にある大学を選び、受験校数を少なくする“安・近・少”の傾向があるという。

 昨年11〜12月、全国35カ所で実施した入試動向説明会に参加した高校教員を対象にアンケートし、1774人が回答した。

 進路への景気悪化の影響を「大きく影響していると感じる」と答えたのは12%。「やや影響」の55%と合わせると67%に上った。

 具体的な影響を複数回答で聞くと、「奨学金の活用を考える生徒の増加」が64%で最も多かった。「通学可能な範囲の大学を選ぶ志向」54%、「学費の安い国公立大志向」45%、「私立大の受験校数を減らす傾向」40%と続き、「大学への進学自体を見直す」も14%あった。「推薦入試、AO(アドミッション・オフィス)入試」を積極的に利用する志向が「強まっている」「やや強まっている」と答えたのも59%に上り、一般入試の受験料負担を回避しようという意識がうかがえるという。

 自由記述欄には「推薦は関東、関西の有名私大でも希望者がいなかった」(愛知県)などの声も寄せられた。
今私は日本の教育行政について勉強しているのだが、とても興味深い資料がある。
その資料のP18にイギリスの学生収入の内訳がある。
これは日本をはじめ世界的な傾向なのだが、親たちの学費負担が驚くほど減っている。
イギリスでは2002年のデータで親は22%の費用しか負担していない。
現在(2009年)はこの傾向がどんどん強まり、20%を切っていると言われている。
これはイギリスが特別なのではなく、ごくごく一般的なケースなので私は取り上げた。

これと比べ、日本はどうだろう。
一説には親の負担は80%以上とも言われている。
日本の教育行政がいかに遅れているかこのデータからも知ることが出来る。
日本も奨学金制度など昔と比べて良くなってきているのだが、
それにも増して、大学側の不当な学費値上げが相次いでいる。
国の助成金カットなど、大学側だけのせいではないのだが、日本は全く狂っている。
高校などはもっと親の負担額の割合が高い。
月謝無料の国が多い中、日本のようにほぼ9割近く、親が負担している国は少ない。

また学生側も自覚が足りない。
大学は自分が働いて出るものという考えが強い。
日本のように、高校の延長で親に出してもらおうという考え方は非常に少ない。
大学の入学式に親が溢れるのは、日本と韓国の特別な光景のように思える。
これからの日本はもっと貧しくなる。
貧しくなることで、学生たちが一生懸命勉強してくれることを願うだけだ。

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更新日:2009年1月9日 0時9分

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久しぶりの休養日

昨日は久しぶりに1日何もなく休養できた日であった。
私の塾の冬期講習は昨日までで、みな働いていたのに申し訳なかったが、
暮れ・正月と仕事がなかった日は、2日間だけだったので、
思い切って、1日休養させていただいた。

朝早起きして、片道1時間かけて、湘南海岸までウォーキングをして、
箱根駅伝の際に中継点になった地点まで歩いた。
30分ほど湘南海岸を眺めて、胸に浮かぶいろいろな事を考えて、
その思考の続きを楽しみながら、帰りの道を歩いた。

帰って朝昼兼用の食事をして、ゆっくりコーヒーなどを飲んで、
「天地人」の上・中・下巻を一気に読ませもらった。
子どもに「お父さん、本当に読んでいるの?」と聞かれることがあるのだが、
私の本の読み方は父親譲りの斜め読みである。
人より読む速度は速いのだが、それだけ頭には入っていないようで、すぐに内容を忘れることが多い。

夜は録画しておいた暮れ・正月のテレビ番組をいくつか見た。
世相とは相反してバカバカしいほど、みな明るいのが不思議に見えた。
そして寝る前にこのブログの記事を含めた記事を10編ほど書いた。
皆さんご承知のようにあまり内容のない記事なので、1時間ほどで書けた。
最後の締めでいまこの記事を書き終えたところだ。
読んでいただければ分かるが、それゆえこの記事も内容が薄い。

私は寝る前に必ず1日を締めくくるようにしている。
そういう意味でこのブログも私の日記のような気持ちで書いている。
それが原因かも知れないのだが、私は本物の日記(忘備録)をあまり書かなくなってしまった。
よっぽど大事なことは携帯に思いついた時点でメモってしまう。
その作業のほとんどは車の中で信号待ちをしているようなときにする。
後は日常で考えたことや待ち時間や寝る前や起きがけに読書した内容などは
風呂上がりにこのブログに残しておく。
そして最近はついでにその時に4稿アップしてしまう。

午前2〜3時に寝て、朝7時頃目を覚まし、余裕があるときは布団の中で1〜2時間読書をする。
私は心臓が良くないので、すぐに起きることは出来ない。
無理して起きると、頭がクラクラして、階段から落ちてしまうのがオチだ。
そしてボケッと本や新聞を読み、それを記事にすることが多いので、
記事内容を間違えたりすることも多い。

昨日に関しては満足できる1日だった。
暮れ・正月に出来ずにフラストレーションがたまっていたことをそれなりにこなせた。
忙しい日々があってこその休養だと感じられた1日。
充実した1日であった。

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更新日:2009年1月8日 0時18分

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便利屋とよ爺

このブログを書くようになってから、塾をやろうとしている人からの相談が増えた。
私の街はタダでさえ、非正規雇用者のメッカのような街だ。
塾をやってみようと思う人が後を絶たない。
加えて驚くのが教員の人が多いこと、恵まれた(?)職務状況にあるのになぜ塾屋になろうというのか?
確かに教員は大変な仕事だという社会通念が最近はそこいら中で言われるようになったが、
それでもなお私は塾屋の方が辛いと思う。

そもそもリストラと言う言葉は塾屋のためにあるような言葉だとも思う。
塾屋はスポーツ選手のように、ある年齢が来たら必ず限界に当たる。
その壁を乗り越えるためには、ふだんからの努力が必要だ。
学校の先生方も当然同じなのだが、塾屋はリストラされるし、
自営でやったとしても、世間が認めてくれなくなる。
要するに食べていくことが出来なくなるのだ。
教員であれば、少なくともそれだけは避けられる。
独身はまだしも、所帯を持った人なら、その部分が全然違うと思うのだ。
加えて塾屋と教師の共通部分がある。
学校に根付いているモンスターたちが塾には生息しないと思うのなら大間違いだ。
お金を直接いただいてやっていると、もっときつい状況だってあるのだ。

教員の人たちは口では言わないのだけれど、ほとんどの人が塾の方が楽と考えているようだ。
例えば、「仕事が知りたいなら、2〜3ヶ月、うちの塾で働いてみます」と言うと、
「その辺は大体、分かっています」などと言って、まず一から学ぼうというのがない。
むしろ脱サラ組の方がそういう気持ちの人が多い。
塾の仕事が大変なものだと考えている人が多いのだ。
ゆえに社会人の中には成功する人がいるが、教員が難しいのはそういうところもあるのかも知れない。

しかしこれからはもっと成功することは難しいに違いない。
塾屋も普通の塾ではダメで、何かエースを持たないと苦しい。
やっていて分かるのだが、私の塾のように40年以上やっていても、
変革が必要な事が多いのだ。
教育の世界はそれほどシステムも状況も変わっているのだ。

昨年に現役の塾屋と塾志望者の相談を受けた回数は有に30回は越えた。
そん前までは1年に数回あれば、良い方であった。
今年ももう4件くらいの申し出がある。
去年と違い、ほとんどが新たに塾を始めたいという人たちだ。
塾経営はそんなに甘いものではない。
新たな生き残りをかけて、私達塾屋も頑張らなければならない。

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若き塾の日々〜247〜

憧れの箱根駅伝?
それから数ヶ月の月日が流れた。
私の塾で一緒に汗を流してくれたSも社会に巣立っていくことになった。
この塾を作った当初から、手伝ってくれただけに感無量の気持ちだった。

そのSが社会に入ってから、数年して珍しく塾に遊びに来た。
元気そうにやっているようだったが、何か私に話があるようだった。
たまたま当時、地元に帰っていたSが私の街の図書館に用事があって行ったそうだ。
その時、Sは浪人中のOZにばったり会ったそうなのだ。

「あいつは元気そうでしたよ。でもね、とよ爺先生には悲しいお知らせがあります。あいつはもう走るのは
 諦めているみたいでした。すごい太り方をしてましたよ。走っていた頃の面影なんかもうありませんでした。
 セレクションで転んじゃったのが彼の運命をきっと大きく変えちゃったんでしょうね。神様も酷なことを
 しますよ、本当に…」

やっぱりOZは浪人していた。
スポーツ選手にとって、ブランクは本当に致命的だ。
しかし、彼のことだから、夢は破れてしまったが、それなりの人生は送れると思った。
OZがどんなに努力家で頑張り屋かは私が一番知っている。
ああいう人間が幸せをつかめないわけがないと思った。

その夜、私はSを誘い、明け方まで酒を飲んだ。
OZのことを考えると、心のやり場がなかった。
箱根駅伝の話を授業でよく話したことを思い出し、それをした自分を責めていた。
心の中で私は何度もOZに詫びた。
そして改めてあの舞台に立つことがどれほど難しいことなのかを思い知った。
無名のそこいら中にウヨウヨいる長距離好きの子どもたちが夢を掴むのは
どんなに大変なことなのかを心底から思い知った。

冬空の下の涙が胸にしみた。
どんなに辛い境遇であっても、何も言わないで、一人で絶えているOZを思い出した。
「苦しいなら、苦しいとはっきり言える奴だったらなあ」と私が独り言を言った。
横で聞いていたSは、「そういう奴は長距離向きなんだけどなあ」と言った。
私の心の片隅の中のどこかにあった箱根駅伝への憧れはどこかに飛んでいってしまった。
OZと共に、誰も分からないどこかに飛んでいってしまった。
                                                   (つづく)

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月8日 0時9分

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学校選択制の時代

学校選択制で他学区希望は8・5%/横須賀市
1月7日17時0分配信 カナロコ

 横須賀市教育委員会は七日までに、二〇〇九年四月に同市立中学校へ入学する児童の学校選択結果をまとめた。例年とほぼ同様に対象児童の8・5%が他学区への進学を希望。久里浜中は三年連続で抽選となった。

 同市教委によると、〇九年度入学予定者三千七百七十四人のうち三百二十一人が他学区の中学校を選択した。対象者に占める割合は〇八年度に比べて0・3ポイント増えただけで、毎年ほとんど変わっていない。

 他学区からの進学希望者は久里浜中の五十六人が最も多かった。同中の学区内からは十一人が他学区への進学を希望したため、差し引くと四十五人に。二十四校のうちただ一校、抽選で受け入れ枠の三十人を選んだ。

 市教委の担当者は「久里浜中はターミナル駅に近くて交通の便がいいことが人気の理由ではないか」とみている。

 このほか、他学区からの進学希望者が多かったのは長沢中(三十五人)、大津中(二十五人)、田浦中(二十一人)の順だった。一方、他学区への進学希望者が一番多かったのが久里浜中と学区が接している神明中の三十九人で、北下浦中(三十六人)、坂本中(三十四人)と続いた。

 同市の学校選択制は〇五年四月入学者から全市域で行われ、〇九年度分で五年目となる。担当者は「選択制度は定着しており、今後も継続していきたい」と話している。
学校選択制には賛否両論の声がある。
私としてはどの学校も良い学校になってもらいたいので、どちらかと言えば反対である。
どの学校も地域の中で愛される道を選ぶべきだと思う。

これを学力テストの公表・非公表の問題と結びつける人もいるが、私には別問題のように思える。
公表して成績が悪いためにその学校に批判が集まっても、父母も含めた学校の努力で、
地区内に受け入れてもらえるような学校になることは可能なのだと思う。
何かマイナスばかり気にして、本来の狙いから外れてしまっているように思う。

この学校選択制もそうである。
単に交通の便がよいと言うことで、人気を博すのならどうなのかと思ってしまう。
品川区などが実施している選択制とは内容が違っているように思う。

私たちのような田舎に住んでいると、やはり地元の学校が良い学校というのがベストである。
ゆえに地区の人たちで学校を育てていかなければならない。
しかしこれは地域差があるのだが、どうも今の学校はそういうことに無関心のように見える。
例えば、学校開放や参観日などの時、一生懸命、授業をしているようには見えない。
チャイムが鳴っても教室にしばらく来なかったり、体育の先生でもない教員が
ジャージやTシャツで平気で授業をしているのを見ると、
「一般人とは違うな」というようにしか見えてこない。
私たちの感覚から言えば、開き直っているようにも見える。

しかし学校によってはキチンとしている。
こういう事から、学校選択制の議論が出てきたのかも知れない。
どの学校もやる気を前面に出して、授業に望んでもらいたい。
私の経験からすると、父親参観日のほとんどが父兄参加の授業だった。
私たちは先生がどういう授業をして、授業がうまいか、下手なのか、
やる気はあるのか、あまりないのか見たいのに、父兄参加の授業をして
そういうことが分からないようにしている感じがした。

学校選択制がなぜ行われるようになったのか、少し真摯に学校側も考えるべきではないかと思う。
今からでも教育再生は十分出来ると私は思っている。

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月8日 0時5分

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日常の有り難さ

私自身もやっとこの頃、日常を取り戻したように感じられるようになった。
暮れ・正月の非日常は年々私にとっては苦しいものになり、
しかし暮れ・正月のはこうでなければならないという思い込みが捨てきれない。
やはりこれも寄る年波のせいなのだろうか?

やはり日常が来ると、精神的に非常に楽になるので、
我ながら健康を少しずつ取り戻しているのが分かる。
健康を取り戻してくると、いろいろな事がイメージできてくるのも分かる。
このブログで言えば、暮れ・正月はあまり良い記事は書けない。
いつもたいした記事は書けないのだが、なおさら書けない。
平常の自分と違う自分がいて、ふだんだったら、色々感じて、記事を書くのだが、
その感じ方も非常に平面的で当たり前の感じ方しかできない。
「幸せだなあ」と感じていても、その次の思考が止まってしまう。
もともと感性は敏感な方ではないのだが、なおさらその感性が鈍る。

日常が来ると、「ああしたい」とか、「こうしたい」とか、思ったりする。
私はなるべく出来る限り自分をそれに従わせるようにしている。
それが出来ると自分自身が充電しているように感じている。
若い頃と違って、充電力が弱まっているので、日常が戻ってこないとその作業は出来ない。
加えて充電できなければ、自分は果ててしまいそうな気もする。

ゆえに日常は本当に有り難い。
予想も出来ない「非日常」に備えることも出来る。
それが出来ないと、極限で正確な判断が出来なくなる。
そういう意味でも日常は私にとって非常に重要な時間となる。

その日常をやっと楽しめるようになった。
そして充電を始められるようになった。
何も充電するかは自分次第で、この開放感がまた何とも言えない。
非日常のための日常を楽しむ歳になってから分かるこの開放感や充実感。
本当に日常は有り難い。

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月7日 0時24分

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正月の高校受験

暮れ・正月と色々な方とお会いした。
どこでも出てくることは不況の話と教育の荒廃の話。
私がこういうブログを書いているからかも知れないが、いろいろと論戦を挑まれる。
時には「書いてばかりいないで、行動しろ!」などと言われることもある。
そういう方に限って、わが県の教育界の重鎮だったりするので、
「私のような者には無理です」と言うしかない。
「先生の方がお力のある方なので…」などと言おうものなら、
「私みたいな年寄りは何も出来ない」などと言われてしまう。
一体、どうなっているのだろうと思うのだが、なかなか体制は変わらないものらしい。

しかし、不況の波は非常にドラスティックにやってきて、どこに逃げても逃げ場がない。
もう開き直って、真正面から受け止めるしかない。
「不況だから、どんどん教育は荒廃して、世の中が乱れるぞ」などと他人事のように言う人がとにかく多い。
そういう教育界の空気が実は荒廃を招いているのかも知れないのだが…。

では若い人たちはどうかと言えば、非常に権威主義的だ。
私は塾屋なので、「何も知らない塾屋なんぞに、つべこべ言われたくない」という雰囲気でいっぱいだ。
さすがに教師の方なので、露骨にそういう態度では接しないが、
社会経験の少ない方がこの業界には多いので、心の中はすぐに見通せてしまう。
正直私も話すのが面倒臭いので、「私は勉強不足で難しいことが分かりません」などと
答えていると、非常にうれしそうにしているのでそれ以上は踏み込まない。
若い頃は論戦を挑んだが、今はとにかく億劫である。
偉い先生方も、「とよ爺先生、さっきはすまなかったね。あいつは何も知らないんだよ」
と私に詫びるくらいなら、きっちりとその場で間違いを指摘してあげた方がよいと思うのだが、
なかなかそういうことは出来ない組織のようなので、私は黙って頭を下げるだけだ。

高校受験の話も非常に良く出る。
今年の話は「受験は景気に左右される」という話がほとんどだった。
特に私学の先生方にとっては非常に大きな関心事だ。
何か景気によって進学が左右されるのは悲しいのだが、
この国は私達が思っている以上に貧困化しているのかも知れない。

正月が過ぎると、私の塾は高校受験一色になる。
今年こそ、「全員第一志望合格」と行きたいものである。

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更新日:2009年1月7日 0時22分

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若き塾の日々〜246〜

憧れの箱根駅伝?
その後、OZのことは私の記憶の中から、なくなっていた。
あったとしても真面目な男だから、コツコツやっているだろうなというくらいだ。
しかし高校に入っても、陸上をしていることは知っていた。
彼の妹が私に塾に通っていたからだ。

妹も真面目でとてもよい子だった。
私の印象では兄と同じように、ペラペラ話す子ではなかった。
引っ込み思案の女の子と言うのが私の印象である。

私は兄弟がいても、あまり上と比べない。
いやなるべく上のことは言わないようにする。
取り留めのないことはもちろん口にするが、例えば勉強のことを上と比べることは絶対にしなかった。
それは私の主義のようなもので、今でも私はなるべく比較しないようにしている。

私には兄が二人いる。
その二人の兄が学生時代は結構優秀だった。
それに比べて私は出来が悪く、いつも「上の二人に比べると勉強はダメだ」と言われていた。
私はそれで何度も悔しい思いをした。
だから私が教える生徒達には絶対にそれをしたくはなかったのだ。

妹が塾生なので、OZの時と同じようにお母さんと面接をすることになった。
お母さんにはその後何度かお会いしていたのだが、最初の印象は変わらずとてもしっかりした方だった。
面接の中で、自然とその時はOZの話になった。
「お母さん、OZは元気にやってますか?」
「はい、お陰様で元気でやってます」
「まだ陸上を続けているのでしょ。大学に行ってからも、やるのかなあ?」
「やると思いますが、この間、記録会があったんです。高校時代は陸上、陸上、でしたから、ろくな受験勉強も
 していないんです。でもその記録会で良い成績が出たら、陸上で大学へとも思っていたのですが、運が悪い
 ことに転んじゃったんです。ですから陸上で進学することが出来なくなりました。あとは本人が頑張るだけ
 です。」
私は返す言葉を失ってしまった。
「そうですか…」、何とかそんな風に答えたと思う。

スポーツ選手にとってブランクは致命的だ。
もしOZが陸上を続けたければ、何も早稲田に入らなくても良い。
一応、地元のトップ校にいるのだから、箱根駅伝に出場できそうな大学は他にもある。
きっと続けるのなら、そうするのだろうなと私はその時思った。
「どこかの大学が引っかかると良いですねえ」とそんなことも言ったのだが、
お母さんは「ええ」と軽く答えるだけだった。
                                                   (つづく)

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作者:とよ爺

更新日:2009年1月7日 0時19分

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奇跡と呼ばれた学校

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コーヒーがうまい!

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若き塾の日々〜249〜

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ただただ驚くのみ

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数学が役に立つか、立たないか

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私の偽りの十八番

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若き塾の日々〜248〜

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教育界も不況の嵐

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久しぶりの休養日

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便利屋とよ爺

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若き塾の日々〜247〜

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学校選択制の時代

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日常の有り難さ

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正月の高校受験

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